旅のポイント
- 一般的なホテルやアパートの客室にある浴室の冷水は、公共の水道につながっており、飲用禁止や煮沸の案内がなければ、通常は飲めます。レストランでは、水を注文したり水筒に補給したりできるか、料金がかかるかを先に尋ねましょう。
- 公共の噴水では、水が流れているかどうかより、管理案内が重要です。飲料水の表示があるか、市の地図や施設の案内で飲料水用と確認できる噴水を利用してください。表示がないというだけで、利用できるとも禁止されているとも判断しないでください。
- 池、装飾用の循環水、川や渓流の水は、公共の飲料水設備ではありません。水をためる受け皿や水槽の水も飲まず、管理された吐水口からだけ水を補給してください。
現地での判断表
水筒に水を補給するときの確認順
噴水の形や水が流れているかより、誰が飲料水として管理していると案内しているかを基準にしましょう。
一般的なホテルやアパートでは、客室や浴室の洗面台で冷水を少し流してから、清潔なコップや水筒に受けます。水が濁ったままだったり、においがしたりする場合は飲まず、フロントに確認してください。断水・工事の案内がある場合や、独自の水源を使う山小屋では、飲用できるか先に尋ね、確認できなければミネラルウォーターを選びます。客室の冷たい水道水を飲めるか、宿のスタッフに直接聞いてください。
噴水に、ドイツ語・フランス語・イタリア語で飲用水を示す表示や、飲用水のピクトグラムがあるか確認します。チューリヒ市は噴水の位置を示す地図を提供しており、ローザンヌ市は飲用水の噴水にピクトグラムを付けて、歩行者に分かるよう案内しています。他の都市では、その都市の地図や現地の表示を基準に判断してください。
ドイツ語・フランス語・イタリア語で「飲用不可」と書かれた表示があれば、飲まないでください。表示がない場合は、市の公式地図や施設案内で飲用水の水場か確認します。確認できない場合や、噴水が池・装飾用の水槽につながっているように見える場合は水を汲まず、近くのカフェ・店・駅・博物館など管理された施設で水を入手してください。
旅行中に最も実用的な選択
いちばん簡単なのは、宿やレストランの水道水、または市や施設が飲料水として案内している公共の噴水で水筒を満たすことです。チューリッヒのように、多くの噴水を飲料水として管理している都市もありますが、ほかの都市の噴水や散策路沿いの水にも同じ基準を当てはめてはいけません。
表示と衛生
ドイツ語圏・フランス語圏・イタリア語圏では、飲用水と飲用不可を示す表現が異なります。見慣れない表示は翻訳アプリで意味を確認してください。レストランでは、水道水を頼めるか、無料かを先に尋ねます。
チューリッヒ市は噴水の位置マップを公開し、ローザンヌ市は飲料水用の噴水に図記号を掲示しています。この2つの例は、旅行先の公式案内を探す方法を示すものです。ほかの都市の噴水にも同じ基準が自動的に当てはまるわけではありません。
再利用できる水筒に補給すれば、移動中に毎回ミネラルウォーターを買う費用を抑えられます。チューリッヒ観光局も、水筒を持参して噴水の水を補給すれば、費用と使い捨てプラスチックを減らせると案内しています。表示がはっきりしない水を飲んでまで節約する必要はありません。
衛生面では、吐水口に水筒の口や手を触れさせないようにしましょう。流れる水を受けて補給してください。受け皿、水槽、池のように水がたまっている場所から水をくんで飲んではいけません。ペットが入ったり、人が足を浸したりしている噴水は、飲料水用として使わないほうがよいでしょう。チューリッヒ市も、噴水はまず水を飲む場所であり、衛生上、犬を噴水に入れないよう案内しています。
予定が崩れたとき
市の観光案内所や公式地図で、その噴水が飲料水用か先に確認します。確認できなければ、宿・レストラン・店舗など、管理者が明確な場所で水を手に入れましょう。
谷川や湧き水を飲料水だと思い込まないでください。出発前に次の村、山小屋、駅にある管理された給水場所まで足りる水を用意し、区間の公式案内を確認しましょう。
水受けが空、または吐水口が詰まっている場合は、別の噴水を探し回らず、店でミネラルウォーターを買うか、宿やレストランの水道水を利用できるか確認しましょう。
ちょっとしたコツ
水筒の口を蛇口や噴水の吐水口に触れさせないでください。水が流れている間に、少し離して水筒を満たすと、次の人も使いやすくなります。
出発直前の最終確認
- 軽くて漏れにくい再利用可能な水筒を1本持っていきます。
- 滞在する都市の公式観光地図や市の地図で、飲料水用の噴水の位置を確認します。
- 訪問先の言語で書かれた飲用水・飲用不可の表示を、スマートフォンの翻訳アプリで確認できるよう準備しておきます。
- 散策やハイキングの前に、次の管理された給水場所までに必要な水の量を見積もります。
- 1日歩く日は、宿で水を補給してから出発します。博物館やカフェの屋内給水設備は、営業時間と休館日を先に確認してください。
- 暑い日に長距離を歩いたり、列車の乗り換えが続いたりする場合は、街の噴水だけをあてにせず、次に水を手に入れられる場所までの飲料水を準備しましょう。
噴水の管理方法や表示は、都市・施設・季節によって異なることがあります。スイスでは、表示のない水をすべて飲めるわけではありません。現地の表示と自治体の案内を優先してください。
情報確認日: 2026-09-06